アクセス数の中で大きな割合を占める検索流入。主にGoogleやyahooといった検索サイトからの流入になります。現状ではスマホからだとほぼgoogle検索になりますし、yahooの検索エンジンもGoogleを使っています。そのため検索結果を決めているのはほぼGoogleという状態と言っていいでしょう。よってGoogle検索で上位に上がることがアクセスアップへの大前提となります。
しかし、最近になって検索流入よりも増えてきているのがGoogle Discoverからの流入です。影響が大きくなってきたGoogle Discoverを調べてその影響や対策について検討してみます。
Google Discoverとは
スマホのGoogleアプリやChromeホーム画面にでてくるおすすめ記事のことです。以前は「フィード」と呼ばれていましたが、2018年9月24日に「Discover」という名称に変わりました。
ユーザーの閲覧履歴や行動等から各ユーザー単位でおすすめ記事を表示するもので、そのユーザーが興味がありそうな情報がおすすめとして表示されます。
検索結果で表示されるわけではなく、アプリを見るとおすすめが表示されています。ここに表示された場合のクリック率はかなり高いと思われ、多くのユーザーに表示されると大きなアクセスになります。
Discoverレポートとは
アメブロでは以前は「discover.google.com」というリンク元が表示されていましたが、現在ではリンク元としては「その他」に分類されています。Google Analyticsなどではdirect(ダイレクト)と表示されます。どこから来たかはわからないということになります。
Discover流入を調べるにはGoogle Search Consoleが必要になります。Discoverは検索ではないので検索結果としては表示されませんが、2019年3月5日からDiscoverレポートという形式で別に提供されるようになりました。ただしこのレポートは誰でも表示されるわけではなくDiscoverのインプレッション数(表示回数)が過去16ヶ月間で一定数以上に達した場合にだけ表示されます。このインプレッション数しきい値は公開されていません。
しきい値に達してレポートが表示されるようになると通知メールが届きます。
4月上旬にこのメールを受け取ったあるサイトでは3月5日からのインプレッション数は30万を超えていました。
このことから16ヶ月間で30万がレポート表示の目安かもと考えたのですが、調べてみると1万や数百でもレポート表示されていることから、しきい値は500程度なのかもしれません。しきい値を超えてからメール送信までに数週間かかることは考えられます。あとはサービス開始初期だけは条件が違った可能性もあります。
- Discover流入数を調べるにはGoogle Search Consoleが必須
- Discoverレポート表示のしきい値は不明
- 表示されなければインプレッション回数も把握できないのでレポートが表示されるまで待つしかない。
Discoverの影響度
Discoverに表示されれば検索流入とは比較にならない大量流入が期待できます。ただし表示されている期間は1日程度なので増減の差はとても大きくなります。検索流入がある程度の一定数をキープできるのとは大きく異なります。
あるサイトではGoogleからの流入の8割以上がDiscoverでした。
このことからDiscoverは検索以上に重要なリンク元(参照元)となります。
Discoverに表示されるには
まずGoogleヘルプに記載されている条件は2点です。
- Googleにインデックスされていること
- Google ニュースのコンテンツ ポリシーを満たしていること
インデックスされていることとは、検索で表示されればインデックスされていることになります。
コンテンツポリシーは当たり前のことが記載されています。禁止事項としては個人情報、違法、暴力、性的、不快、スパム等です。
そして推奨されているのが
- わかりやすくて文法的に誤りのないこと
- 広告がニュースコンテンツより多くならないこと
さらにとても重要なのが画像です。必ず高画質の画像を使用する。幅が 1,200 ピクセル以上が推奨です。AMP用のページに準拠することが重要なようです。AMP用ページでなくても表示はされるようですが、AMPにしておくほうがいいでしょう。
Discoverには順位はありません。レポートにも順位の項目はありません。しかしDiscoverに表示されるには検索の上位にいることは重要だと思われます。出来ることは検索のSEO対策と同じになると思われます。
Discoverレポートで確認すべき点
Discoverレポートが表示されれば高い山になっている日(インプレッション回数が多い日)に絞って、どのページが表示されたか調べます。高い山を全部調べてどんな記事が表示されるのか傾向を調べることが重要です。
まとめ
- AMP対応にする
- 画像はAMP準拠で1枚以上入れる
- 広告をたくさんいれない
- 文法的な誤りをなくす
- わかりやすい文章にする
- Discoverレポートが表示されるまで待つ
- Discoverレポートでは高い山の記事を調べる